【36番札所青龍寺→37番札所岩本寺】「七子峠」の気持ちの良い峠道と峠頂上からの絶景

高知県須崎市で遭遇した台風の影響により、3日間ミニベロ遍路を停止した。だが、そのおかげで体力が回復してエネルギー満々で巡礼を再開。晴れた青空の下、中土佐町から四万十町に入るために七子峠を越える。

スポンサーリンク

 

台風後の自転車との再会

ミニベロ遍路 台風後

台風後に自転車と再会できてホッとした

高知県須崎市で遭遇した台風の影響で3日間もミニベロ遍路をストップすることになり、どちらかというとアクティブな性格の私にとってはとても苦しい3日間となった。毎日雨が降り続く中、外に出て体を動かしたい気持ちが高まっていった。

台風の間、高知市中心部で過ごすことにした際、自転車は折りたたんでバッグにしまい、須崎市で宿泊していたお宿が一時的に保管してくれることを快諾してくださったため、お言葉に甘えることとした。台風をやり過ごす中、自転車から離れてなんだか少し何かが足りないような不安な気持ちと共に過ごした。しかし、台風一過、須崎市に着き私の自転車との再会を果たすとホッとして元気になった。台風が過ぎ去って体がエネルギー満々、遍路を再開した。
旅を共にしてきた自転車と再会できるたのが嬉しくて、また再び走り出せるのを楽しみにしてたため、元気いっぱいに須崎市から37番札所岩本寺がある窪川へ続く山道へ向かった。台風通過後の空は雲ひとつなく、真っ青だった。台風のアクシデントは、一時停止という困った状況だけでなく、自転車走行にとって最高といえる天候を同時にもたらしてくれた。

ミニベロ遍路 須崎市から窪川の海

最高の天気の下、最高の景色を眺めながら自転車と仲良く旅を進める。

 

山道の景色と七子峠の絶景ポイント

ミニベロ遍路 七子峠

山道の途中から望む風景

中土佐町の土佐久礼から県道56号の山道をどんどん登っていく道のりの景色は最高だ。天候は晴れて、登り道は雲の影一つなくありがたかったが、暑くて汗をびっしょりとかきながら登ることとなった。バイクやスポーツカー、そして早いロードバイクを使っているサイクリストたちが、どんどん私を追い抜いていく。大丈夫、自分のペースを守り、無理せず登るのが一番だ。
約2時間後、たどり着いた山頂に待っていたのは、七子峠の展望台からの素晴らしい景色だった。ここまで頑張って登ってきた甲斐があった。須崎市街地までもが一望できる。自分がその日に出発した町を、苦労しながら2時間もかけてたどり着いた山の上から見る時は、疲れが吹っ飛ぶ瞬間だ。遍路道では何度か山を越えるが、頑張った先には素晴らしい景色のご褒美が待っていることが多い。

ミニベロ遍路 七子峠から須崎市

七子峠からは遠くに須崎市が見える

 

【「七子峠」 地図】

四国遍路巡礼に
おすすめの納経帳

千年帳販売サイトバナー 千年帳販売サイトバナー

この記事を書いた人

兵庫県出身で、5歳の時に英国に移住し、2017年より京都を拠点に活動している。訪日外国人対象のツーリストガイド、大手インバウンド旅行会社の運営マネージャーなど、いろいろな観光サービスに従事し、すべての観光客が、本物の日本文化に触れ、特に美しい自然を体験してくれることを望む。