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山門をくぐった所で “鐘楼堂” が目に入ってきます。お寺のがある場所です。

—– 記事に登場する主な地名・単語

鐘楼堂(しょうろうどう)
(かね)
手水舎(ちょうずしゃ)
出鐘(でがね)

 

鐘を突くことの意味

「鐘を突く」意味は、

“その音を届ける” ことにあります。

誰に?
仏さまです。

「仏さま」は 寺院等に祀られている●●如来・菩薩等だけを指すのではありません。

人は亡くなったら仏になる
というくらいですから、他界された先祖や親族、友人もみな仏さまです。

ですから、
札所寺院で鐘を突く際は、四国八十八ヶ所参り(=お遍路さん)をしている自分を誰に見てもらいたいか。
それを思い浮かべて突かれてると、なお良しです。
鐘の音色を耳にした仏さまが、自分が四国遍路をしていることに気付いてくれて、仏の世界から巡拝者を守ってくださることでしょう。

 

鐘を突くタイミング

鐘を突いて良いタイミングは 「必ず参拝前」
これは厳守するようにしてください。

後の記事で出てくる参拝の手順では、手水舎で手を清めたところまでは、戻って鐘を突いて良いと思いますが、ろうそく等をお供えした後はNGです。
仏さまとしても 「出て行く時に寺に来てたことを知らせられても…」 と思われることでしょう。

厳密にはNGではなく、もし参拝準備・読経後に鐘を突いてしまった時は、その後でもう一度参拝準備・読経を行えば問題ありません。

 

また、

寺院を出る際に突く鐘は “出鐘” と言って、これは葬儀で出棺を行う際に鳴らすもの。現在で言えば葬儀場から火葬場に出発する際に自動車のクラクションを鳴らすのと同じ意味です。

また 「出る金」 に掛けて、お金を失うことに繋がるとも言われます。

いずれもにしろ、縁起の良い物ではありません。この点、お気を付けください。

 

鐘を突く時は必ず参拝前に…

現在の四国八十八ヶ所のように大きく有名なお寺さんばかりであれば、常時誰かが居て、訪れるお遍路さんへの対応を行われていることでしょうが、昔は寺院業務だけでお寺を運営していくことは困難なこともあったことでしょう。

例えば 畑に行っている時にお寺の鐘が鳴った。
その合図で戻れば読経を行っている間にお寺に戻り、巡拝者に納経(朱印)を授けることができます。これが参拝が終わって出ようとしている時に鐘が鳴ったのでは、間に合わないか、お遍路さんを待たせてしまう。

これは私の個人的な想像ですが、そのような事情もあって 「鐘突きは必ず参拝前」 になったのではないかなあと思います。

 

鐘楼は山門と同じく、

(鐘が)有るお寺・無いお寺
(鐘を)突いて良いお寺・突くことができないお寺

があります。各寺院に到着した際に ご確認ください。

 

※ 参拝の手順や解釈について、一般的な見解に基づき紹介しています。他にも様々な方法や解釈があることをご留意ください。

 

遍路参拝作法その2「鐘のつき方」に関しては、以下の動画もご参考ください。

※遍路参拝作法の次の手順に関しては、以下リンクの記事に続きます。

遍路参拝作法その3「手水の仕方」

※すべての遍路参拝作法のまとめと動画出演者の情報は、以下リンクの記事に掲載しています。

遍路参拝作法まとめ

 

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野瀬 照山

八十八ヶ所案内人・先達であり、旅人をお迎えするゲストハウスそらうみを運営。 四国八十八ヶ所結願30回、うち歩き遍路12回。 四国六番安楽寺出家得度。四国八十八ヶ所霊場会公認先達。 高松市一宮町で「さぬき高松ゲストハウスそらうみ(http://www.sanuki-soraumi.jp/)」を運営。