「遍路国往還記」は、四国ゆかりの偉人100人の歩みを遍路になぞらえて描き、四国の魅力を伝える名著として知られています。絶版になっていましたが、約30年ぶりに復刻され、多くの読者に四国の魅力の再発見を促しています。
[タイアップ]
偉人を通じて四国の魅力を伝える名著「遍路国往還記」
「遍路国往還記(へんろこくおうかんき)」は、四国の遍路みちに面した家で生まれ育った作家・脚本家の早坂暁(はやさかあきら)が、空海、龍馬、山頭火など、四国ゆかりの偉人100人の歩みを遍路になぞらえて描いた作品です。四国を“往生と転生”の地として捉え、その魅力を余すところなく伝えています。
タイトルから「四国遍路の巡礼記」のような内容を連想されるかもしれませんが、遍路を直接描いた作品ではありません。四国を往還する偉人の歩みを通して、四国の歴史や物語などが紹介されていて、読後はあたかもお遍路巡りを成し遂げたかのような充実感を味わえるように構成されています。
四国家サポーターズクラブにより復刻
現在の愛媛県松山市北条出身の早坂暁は、テレビドラマ「夢千代日記」の脚本などで知られる日本を代表する作家・脚本家です。彼の作品は、戦後日本の文化や社会を深く掘り下げ、多くの人々に感動を与えてきました。
「遍路国往還記」もまた、彼の独自の視点で四国の魅力を描き出しています。
遍路国往還記は、平成3年(1991年)1月3日から平成5年(1993年)4月23日まで朝日新聞に連載され、平成6年(1994年)にハードカバー(のちに文庫化)で出版されました。四国の魅力を伝える名著として知られていましたが、永らく絶版となっていました。
この名著を復活させようと、四国の地域振興・観光振興に志を持つ企業や団体などが集う「四国家サポーターズクラブ」がプロジェクトを発足し、約30年ぶりに復刊されました。
復刻版は、文章はもちろん、初版そのままの表紙イラストが使われ、名著が忠実に再現されています。巻頭には連載当時の四国の暮らしが垣間見える写真も掲載されています。
人生の節目におすすめ
遍路国往還記は、人生の節目で新たなスタートをきる人に特におすすめです。
作品を通じて、四国の歴史や豊かな自然に触れ、四国の文化を深く理解することで、新しい視点を得ることができると思います。四国の魅力を再発見する絶好の機会ともなるでしょう。
遍路国往還記 復刻版は、四国家サポーターズクラブの専用申し込みサイトから購入可能で、価格は1,980円(税込)です。
▼購入はこちら
四国家サポーターズクラブ「遍路国往還記」復刻版 早坂暁著
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